用語集


あ行

  • 品目、種目、品物、服種のこと。

  • 一番外側に着る衣服の総称で、通常上着を指す。コートやジャケットなど比較的厚めの衣服が対象で、シャツなど内側に着るものはインナーと呼ばれる。

  • アウトレットは、メーカーや専門店が在庫品や規格外品などを処分するため、倉庫や直営店で価格を下げて販売する販路、もしくは店のこと。

  • 一つ以上のものが集まって調和しているもの。ファッションでは、初めから組み合わせて着ることを前提としてつくられた衣服のことを指す。アンサンブルの組み合わせとしてジャケットとスカートのほかに、カーディガンとインナー、コートとドレスなどのバリエーションがある。

  • 指定されたデザインや形・素材の中から気に入ったものを選び、自分の体型に合わせて寸法やデザインを補正して仕立てる注文服のこと。フルオーダーより早く安く仕立てることができる。

  • 製造業者または商品の所有者が、小売業者などに商品の販売を委託する取引の形態。一定期間後に売れ残った商品の返品、売上代金の決済で取引が完了する。

  • 積極的に心身の健康維持・増進を図ろうとする人々の生活行動を支援する事業。

  • 梅の花の咲く冬明けから春の到来までの期間に販売される商品のこと。色は冬ものより明るく、生地は春ものより厚い傾向がある。

  • 地球環境問題を意識し、自然素材やリサイクル素材を使用し、自然な色合いを取り入れて作られた衣服のこと。

  • 既製服(レディメイド)に対して、顧客に合わせてあつらえた注文服のこと。

  • パリの高級注文服店、またその店でつくられる専属デザイナーによる特定のお客さまへの特別仕立ての注文服のこと。

  • オウンドメディア(owned media)とは、企業が所有・運営し、ユーザーへ発信する媒体のこと。広報誌やパンフレットもオウンドメディアに含まれるが、オンラインマーケティングの中では自社で運営・情報発信を行うブログのようなサイトを意味することが多い。

  • オフプライスストアとは、 いろいろなブランドの余剰品やシーズンを過ぎた商品を1ヵ所に集め、割安な価格で販売する店舗のこと。 オンワード樫山が展開する『 オンワード・グリーン・ストア(Onward Green Store) 』は 、「つくった製品(服)には最後まで責任を持ち、廃棄することなく循環させることにより、地球環境に貢献していく」オフプライスストア業態。

  • オムニチャネルとは、ECサイト、コーポレートサイト、メールやアプリなどに加え実店舗も含めた、様々なチャネルを使って一環した情報提供や販売促進などを行う戦略のこと。


か行

  • 掛け率とは、商品の小売価格(上代)に対する卸値(下代)の割合のこと。

  • 顧客の要求に合わせて、特注で商品やサービスを制作すること。

  • 通信販売の一種で、カタログにより注文を受けて商品を発送する販売方法のこと。

  • 編み物の生地を裁断し縫製することで作られる衣類のこと。形にそって編み上げるセーターなど横編みと区別されてそう呼ばれている。カジュアルなTシャツ、ポロシャツ、スウェット・シャツなどが代表的な製品。

  • オンワードグループの環境経営推進の一環として、ご愛用いただいた自社の衣料品をお客さまから引き取り、可能な限りリユース・リサイクルすることを通じて、衣料品循環システムの構築を目指す取り組み。お引き取りした衣料品は、リサイクルして RPF 固形燃料 に再生し代替エネルギーとして利用するほか、繊維製品の原料となるリサイクル糸を作り、毛布や軍手を生産している。毛布は日本赤十字社の協力のもと、国内外の被災地や開発途上国への支援に活用し、軍手は災害支援、森林保全、啓蒙活動など様々な場面で配布している。また、まだ使用できる一部の衣料品は、環境コンセプトショップ 「 オンワード・リユースパーク 」(東京・吉祥寺 /EC サイト) にてチャリティー価格でご提供し、その 収益をサステナビリティ活動に役立てている。

  • 薄く軽い衣料品のことで、代表的なものとしては、シャツ、ポロシャツ、ブラウス、パンツ、スカートなどがある。同じ分類には重衣料、中衣料がある。

  • 下代とは「げだい」と読み、小売店がメーカーや卸業者から商品を仕入れる値段のことで、「卸価格」「卸値」「仕入れ価格」と同義。

  • コミットメントラインとは、銀行と企業等の顧客が予め契約した期間・融資枠の範囲内で、顧客の請求に基づき、銀行が融資を実行することを約束(コミット)する契約をいう。

  • 「保守的な」という意味で、ファッションにおいては、控えめな印象を与える服装やスタイルを指す。


さ行

  • サーキュラエコノミーとは、循環型経済のこと。廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済モデルを指す。

  • 環境の保全や人権などの社会問題の解決に貢献する経営を行うことで、社会の持続可能な発展と企業の持続可能な成長を成し遂げていく経営を指す。

  • サプライチェーンとは、製品の原材料の調達から、製造、在庫管理、配送、販売・消費されるまでの一連の流れのこと。

  • 厚手で重さのある衣料品のことで、代表的なものとしては、コート、スーツなどがある。同じ分類には軽衣料、中衣料がある。

  • 消化取引とは、百貨店などへ商品を納めた段階では、商品の所有権の移転や売上の計上をせず、商品がお客さまに販売されたときに所有権が移動され、売上を計上する取引形態。消化仕入れまたは売上仕入れとも呼ばれる。

  • 上代とは、「じょうだい」と読み、商品を小売業者が販売するときの価格で、メーカーや輸入業者などが自社の商品に付けた、いわゆる定価を意味する。

  • 一定期間(通常1年)に商品が何回転したかを示す比率で、その期間の売上原価を平均商品在庫高で除した数値。この比率が高いほど販売効率がよい。

  • IoTやAIなどの先進技術を用いてデータ活用・分析を行うことで、業務プロセスの改革とともに、製品の品質や生産性を向上させる総合的かつ洗練された仕組みを導入した工場。

  • トップスとボトムス別々に、サイズやデザインを組み合わせることができる衣服のこと。

  • ソリューション事業とは、顧客の課題解決を支援する製品やサービスを提供する事業を指す。


た行

  • ダイバーシティ(diversity)は直訳すると「多様性」を意味する。ビジネスにおいては、年齢、性別、人種、国籍、宗教、文化など、多様な属性や価値観を持つ人財を取り入れることを意味する。経済産業省では、「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげる経営」をダイバーシティ経営と定義している。

  • 流行に左右されることなく、安定した需要のある商品のこと。

  • 原材料の調達から製造、流通、消費/廃棄までの過程を追跡可能な状態にすること。


は行

  • ファッションデザイナーが作成したデザイン画をもとに、型紙を製作する人のこと。英語では「Pattern Maker(パターンメーカー)」と呼ばれる。

  • いち早くそのシーズンのトレンドを取り入れて、低価格に抑えた衣料品を大量生産し、短いサイクルで販売するブランドやその業態のこと。

  • 大型商業施設で、ショッピングセンターをはじめ小売店以外の飲食施設やホール、遊技場などの複数の商業施設を持つ建物・地域の総称。

  • 服飾など小売業の系列店で、中心的存在の本店、またはそれに準じた店舗。旗艦店。フラッグショップ。

  • 事業を多店舗展開する手法の一つで、フランチャイズ本部が、仕入、販売促進、広告、人事教育などの経営上の指導を行い、加盟小売店に店舗運営を委託する小売形態。

  • 前後にボタンなどの開きがなく、頭からかぶって着る衣服のこと。主にセーターのことをプルオーバーと呼んでいたが、現在は素材は関係なく、コットンなどでもかぶって着るタイプのものをプルオーバーと呼ぶ。

  • 背中にふくらみを持たせ、ゆったりとした着心地のウエスト丈のジャケット。ジャンパーよりもファッション性の高いアイテムといえる。

  • プロパーとは、英語の「proper」に由来し、「正規の、相応しい、適正な」の意味で、プロパー価格は、値下げ・割引をしない正規の価格のこと。

  • バーゲン商品と区別して、値引きせずに通常の正価で販売されている商品のこと。


ま行

  • 企業とその従業員が共有すべき価値観や果たすべき社会的使命などを示したもの。


ら行

  • 他企業が開発した製品の設計・生産に関する技術供与を受けて、別の企業がライセンス料等を支払ってその製品を生産すること。

  • ライブコマースは、インターネットを通じた動画のライブ配信で、商品やサービスを紹介・販売する手法を指す。

  • 実際に商品を並べて販売し、顧客が現物を手にとることができる店舗。オンラインショップに対していう。実店舗ともいう。

  • 「オンワード・リユースパーク」とは、オンワードグループが取り組む様々な環境・社会貢献活動を生活者にダイレクトに伝える発信拠点として、またオンワードブランドのリユース商品を、リアル店舗(東京・吉祥寺)およびECサイトでチャリティー価格にてご提供する環境コンセプトショップのこと。その収益はサステナビリティ活動に役立てられている。


わ行

  • ワンマイルウェアとは、家からワンマイル(約1.6km)程度の範囲に、ちょっとした外出をする際に適した服のことを指す。


英数字

  • クリスチャン・ディオールによって発表された服のシルエットのことで、アルファベットのA字のような、肩幅が狭く、肩から裾にかけて広がったシルエットをいう。

  • CADとは、「Computer-Aided Design」(コンピュータ支援設計)の略。コンピュータを用いて設計をすること、あるいはコンピュータによる設計支援ツールのこと。

  • CAMとは、「Computer-Aided Manufacturing」(コンピュータ支援製造)の略で、コンピュータ支援を用いた製造を指す。製品の製造を行うために、CADで作成された形状データを入力データとして、加工用のNCプログラム(工作をする機械の工程を示すプログラム)作成などの生産準備全般をコンピュータ上で行うためのシステム。

  • CIMとは、「Computer Integrated Manufacturing」の略で、コンピュータによる統合生産のこと。製品の企画・設計・開発・生産・製品管理・流通等の流れの各部門間をコンピューター・ネットワークによって接続し,相互の情報を有効活用するシステムを構築することによって、生産性の向上と企業競争力の強化を図ろうというもの。

  • CRMとは、「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客関係管理」と呼ばれる。顧客との関係性、コミュニケーションを管理し、自社の従業員と顧客との関係を一元的に把握することで、営業活動やサービス、マーケティングの強化、経営戦略などに役立てようとする経営手法のこと。CRMのためのシステムやツールを含めてCRMと呼ぶことが一般的。

  • CSとは、「Customer Satisfaction」(カスタマー・サティスファクション)の略で、顧客満足度のこと。購入・使用した商品やサービスに、顧客がどの程度、満足したかを数値化したものを指すことが多い。

  • CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略で、「企業の社会的責任」のこと。企業経営においては、株主ばかりでなく、顧客、従業員、取引先、地域社会といったあらゆるステークホルダーの利益を重視し、消費者への適切な対応、労働者の人権尊重、環境対策、地域社会貢献などの、社会的存在として果たすべき責任をいう。

  • CXとは、「Customer Experience」(カスタマー・エクスペリエンス)の略で、日本語にすると「顧客体験」・「顧客体験価値」という意味。顧客が商品やサービスを購入・体験し、その価値を評価することを指す。

  • DXとは、「Digital Transformation」(デジタルトランスフォーメーション)の一般的な表記で、進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をよりよいものへと変革するという概念のこと。

  • DtoCとは、「Direct to Consumer」(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の略で、メーカーが仲介業者を通すことや店舗で販売をすることなく、自社のECサイトなどから直接顧客に販売するビジネスモデルを指す。

  • Eコマースとは、「Electronic Commerce」の略で、「電子商取引」のこと。ECとも言われる。インターネットなどを利用した電子的な手段で、契約や決済などを行なう取引形態を指し、「ネットショッピング」や「オンラインショッピング」などと呼ばれることもある。

  • FtoCとは、「Factory to Customer」(ファクトリー・トゥ・カスタマー)の略で、工場とお客さまを直接つなぐビジネスモデルのこと。オンワードグループが展開するオーダーメイドブランド『KASHIYAMA(カシヤマ)』は、オーダーメイドスーツを中国・大連の自社グループ工場から直接お客さまの自宅にお届けすることにより、最短1週間での納品を実現している。

  • MDは、「Merchandising」(マーチャンダイジング)または「Merchandiser」(マーチャンダイザー)の略称。商品の企画、販売計画から販売活動にいたるまでのすべてに責任と権限を持つこと、またはその商品担当責任者をいう。

  • ODMは、「Original Design Manufacturing」の略で、委託側のブランド名で販売される製品を、受託側が企画・開発・設計・生産すること。

  • OEMは、「Original Equipment Manufacturing/Manufacturer」の略で、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業を指す。

  • OMOは、「Online Merges with Offline」の略で、日本語では、「オンラインとオフラインの融合」と訳される。OMO型店舗は、実店舗とオンラインのサービスを組み合わせた形態の店舗のこと。
    オンワード樫山では、2021年4月よりOMO型店舗『ONWARD CROSSET STORE/SELECT(オンワード・クローゼットストア/セレクト)』の展開をスタートした。衣服を試着することができる実店舗のメリットと、幅広い品揃えがあるオンラインストアのメリットを融合し、スマホやタブレットを使って、通常の店舗在庫に加え、オンライン上の商品をブランドの垣根を超えて実店舗に取り寄せ、試着・購入することができる「クリック&トライ」という新しいサービスを提供している。

  • PLMとは、「Product Lifecycle Management」(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)の略で、「製品ライフサイクル管理」のこと。製品の企画から調達・生産、物流、販売までの一連の工程における情報を管理し、生産リードタイムの短縮、コストの最適化を図る。

  • POP UP STORE/SHOPとは、短期間のみ出店する期間限定の店舗のこと。

  • QCとは、「Quality Control」(クオリティ・コントロール)の略で、品質管理を指す。製品やサービスの品質が一定の水準を保つように、検査・評価・修正・改善などを行う管理法。

  • QMDとは、「Quality Merchandising」(クオリティ・マーチャンダイジング)の略で、製品の企画段階から、素材の染色堅牢度・物理性能チェック、サンプル品の製品試験による外観確認、商品化までの品質をトータルにサポートすること。
    一般社団法人日本アパレルクオリティセンターが行っている業務のひとつ。

  • ORとは、「Quick Response」(クイック・レスポンス)の略で、迅速に対応するという意味。アパレル業界においては、サプライチェーン全体で情報を共有し、販売動向に連動して迅速に商品を製造し、供給できるようにする仕組み。

  • RSCとは、「Regional Shopping Center」(リージョナル・ショッピングセンター)の略で、ショッピングセンターの分類のひとつ。広域を商圏とする大型のショッピングセンターのこと。

  • RFIDとは、「Radio-Frequency Identification」の略で、電波を用いてICタグの情報を非接触で読み書きする自動認識技術のこと。

  • RPAとは、「Robotic Process Automation」(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略で、人間がコンピューター上で行っている操作・定型作業をロボットで自動化し処理すること。

  • RPFとは、「 Refuse derived paper and plastics densified Fuel」 の略で、主に産業系廃棄物のうち、製品の原材料として再生利用することが困難な、古紙および廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料のこと。

  • SCとは、「Shopping Center」(ショッピングセンター)の略。ショッピングセンターとは、一つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービ ス施設の集合体で、駐車場を備えるものをいう。

  • SCMとは、「Supply Chain Management」(サプライチェーンマネジメント)の略で、製品の原材料の調達から最終消費者に渡るまでの生産・流通プロセス全体を管理すること。

  • SKUとは、「Stock Keeping Unit」(ストック・キーピング・ユニット)の略で、受発注や在庫管理における、最小の管理単位のこと。同じ商品でも、色・柄・サイズなどの違いで細分化される。

  • SPAとは、「Specialty store retailer of Private label Apparel」の略で、製造小売業と訳される。アパレル商品の企画から製造、物流、プロモーション、販売までを一貫して行う小売業態のこと。

  • UXとは、「User Experience」(ユーザー・エクスペリエンス)の略で、ユーザーがプロダクトやサービスを通じて得られる体験を意味する。