ANAとオンワード商事の共同アップサイクル
飛行機の廃シートカバーをルームシューズに!社員発案で廃棄から再利用へ
〜スリッパ生産量全国一の山形県河北町で手作りし限定販売〜

サステナビリティ

2022年11月10日

オンワード商事

法人向け別注ユニフォームの企画・生産・販売を行うオンワード商事株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:村上 哲)は、ANAホールディングス株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:芝田 浩二)とのアップサイクル※の取り組みにおいて、廃棄対象となったシートカバーをルームシューズに生まれ変わらせた「ANA特製ルームシューズ」を共同開発しました。11月10日(木)11時より、「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」にて、予約抽選販売を開始します。
予約抽選販売URL:https://ana-upcycleproject.com/

本取り組みは、アパレル業界の「衣服の大量廃棄問題」を解決する目的で、当社の社員発案による新規事業としてスタートしました。昨年より、社内有志による部署横断型の専門チームを発足し、アップサイクルを推進する「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」を始動、その第一弾となります。
また、スリッパ生産量日本一の山形県河北町の職人が一つひとつ手作りするため、伝統産業活性化による地方創生に貢献できる点も特徴です。

※アップサイクル:本来であれば廃棄されるはずのものに付加価値を加え、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせることで、持続可能なモノづくりを推進する取り組み。

■企画の背景

当社は法人向けのユニフォーム・セールスプロモーショングッズ・メンズウェア・ジュエリー・レディスウェア等の企画・生産・販売の事業を行っています。
近年、サステナビリティへの関心の高まりから、アパレル業界においても「衣服の大量廃棄」が問題視される中、取引先の企業側から、廃棄してしまうユニフォームや素材を何かに活用したいという相談が増えていました。

そこで、当社の社員発案により、昨年から、「大量廃棄」解決を目的とした部署横断型の専門チームを発足し、「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」としてアップサイクル推進をスタートしました。
本取り組みは、ANAグループのサステナブルな取り組みを目指す「ANA Future Promise」(URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/brand/ana-future-promise/)と連携し、実現しました。

航空機の部品の一つでもあるシートカバーは、安全を守るため厳格な管理のもと生産・維持管理されており、一定の基準により定期的にクリーニングおよび交換が行われています。そのため廃棄対象となってしまうシートカバーの活用方法として、ANA社員による社内提案制度でルームシューズが発案され、2社連携により商品化に至りました。

■「ANA特製ルームシューズ」概要

・スリッパ生産量日本一!山形県の工場で、一つひとつ手作りで生産
スリッパ生産量で日本一を誇る山形県河北町に位置する株式会社後藤(本社:山形県河北町 代表取締役社長:後藤 重美)で職人が一つひとつ丁寧に手作りした製品です。
シートカバーから製品にできる部分を目で確認し、生地の特性を活かしながら、型取り、裁断、ミリ単位での縫製をすべて手作業で仕上げています。

河北町のスリッパ生産は、海外への生産地の移転等で全盛期の4分の1ほどに縮小してしまいましたが、株式会社後藤は「品質の良い、魅力のある、話題になる、すばらしい商品をお得意様に提供する」を社是に掲げ、品質の良いモノづくりで昭和32年より生産を行っています。

・2way仕様で様々なシーンで着用可能
自宅や旅行先などの様々なシーンでの着用を考え、脱ぎ履きが多い時は、かかとを畳んだまま「スリッパ」仕様に、また、動き回る時にはかかとを起こして「ルームシューズ 」仕様としてもご利用いただける2way仕様のルームシューズです。

【商品名】
「ANA 特製ルームシューズ」
【販売サイト】
ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP(https://ana-upcycleproject.com
【価格】
1足6,930円(税込)※別途送料あり
【予約抽選販売受付期間】
11月10日(木)11時~11月16日(水)12時
【初回販売個数】
50足

■ANAビジネスソリューション株式会社 シェアードサービス事業本部 照沼 有紀子氏コメント

航空機備品を用いた新たなANAグッズを制作できないかという模索がきっかけでしたが、「ANA Future Promise」と「オンワード商事Re-make-upプロジェクト」が共創することで環境に配慮した「ANA特製ルームシューズ」という良い商品ができたことを大変嬉しく思います。
利用者の履き心地考慮だけでなく、縫製では一つひとつ丁寧に、定規を用いたミリ単位での調整もなされ、職人達による製作工程はどれも素晴らしく、オンワード様のお力添えに感謝申し上げます。修理可能な、ずっと履き続けられるルームシューズを一人でも多くの方々に届けられるよう引き続き取り組んでいけたらと思います。

■オンワード商事株式会社 「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」 プロジェクトリーダー 原野 大樹コメント

昨年から社内で企画を推進してきた「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」が今回ANA様と共感し、廃シートをアップサイクルしたルームシューズの販売に至ったことを本当に嬉しく思います。とても良い商品に仕上がっていますので、皆様にお届けするのが楽しみです。今後も本プロジェクトを通じて、少しでも「衣服の大量廃棄問題」をポジティブに解決できる活動を行っていくことができればと思います。

■「ANA Future Promise」概要

ANAグループでは、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指し、「環境(Environment)」、「社会(Social)」、「ガバナンス(Governance)」に配慮したESG経営を推進しています。ESGをより身近なものとして活動を推進していくにあたり、「ANA Future Promise」のスローガンのもと、お客様のご理解やご協力をいただきながらANAグループとしての一体感のある取り組みに発展させ、SDGsの達成を目指します。

■「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」概要

「ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。」をパーパスに掲げる当社が、アパレル業界の「衣服の大量廃棄問題」への貢献のために立ち上げた部署横断の新規プロジェクトです。法人向けのユニフォームなど、未使用品やまだ使える在庫品を回収し、リメイクすることで新しい価値を付与し別製品へ生まれ変わらせます。
廃棄削減だけでなく新たな価値を生み出す提案を行うことで、企業がポジティブに廃棄問題解決に取り組める環境を提供します。

■ANAホールディングス株式会社 概要

ANAグループは、航空事業を中心としたエアライングループとして、国内外の航空ネットワークや顧客基盤を活かしながら様々な事業を展開しています。持株会社であるANAホールディングス(株)が最適な経営資源配分を行うとともに、各事業会社の自律的な経営をサポートし、グループ全体で持続的な企業価値の向上を追求しています。
代表者: 代表取締役社長 芝田 浩二
所在地: 〒105-7140 東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター
設立: 1952(昭和27年)12月27日
URL:https://www.ana.co.jp/group/

■オンワード商事株式会社 概要

「ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。」をパーパスに掲げ、法人向けにブランディングやセールスプロモーション、CSRなど、お客様の課題解決へのご提案を行っています。
代表者:代表取締役社長 村上 哲
所在地:〒102-8115東京都千代田区飯田橋二丁目10-10
設立:1962年(昭和37年)4月23日
事業内容:ユニフォーム、セールスプロモーショングッズ、メンズウェア、ジュエリー、レディスウェア、雑貨、健康関連商品の企画・生産・販売、催事販売会開催・運営
URL:https://www.onward-shoji.co.jp/